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CX-8 : 当て逃げにあった話〜5〜修理するかの判断

CX-8 ライフ
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当て逃げにあったシリーズの5回目です。

初めから読む場合はコチラよりご覧ください。

4回目はコチラよりご覧ください。

今回はディーラー見積後、修理するか/しないか、を悩んだところのお話です。

当て逃げした方が見つかっていれば、特に悩まないのですが、今回は相手が見つからなかった為、悩む部分がありましたので、そこのお話したいと思います。

なお、以下のポイントは過去の投稿をご覧ください。
・当て逃げにあった後に実施すべきこと
 1)キズの発見・車両の状況確認
   → 第一回
 2)警察への連絡・現場検証
   → 第二回
 3)保険会社への連絡・状況説明
   → 第三回
 4)ディーラーへの連絡・見積取得
   → 第四回

これまでのおさらい

今回の判断をお話しする前に、これまでのおさらいです。

・ショッピングセンターの駐車場に停めていたCX-8がぶつけられ、バンパーが外れ、キズが付いた。

・自車にドライブレコーダーがなく、駐車場にも監視カメラがなかった為、犯人の発見は絶望的。

・ディーラーでの修理料金は11万円台。

私が選べる選択肢は3つ

どう対応するか/してもらうか、を判断する前に、保険会社・ディーラーに話を聞き、自分が選ぶことのできる選択肢を確認しました。

私が選ぶことができる選択肢としては、大きく分けると 3つ でした。

1.自分の保険を使って、CX-8を修理する。

2.自分の保険を使わずに、全額自費でCX-8を修理する。

3.キズが残るを許容し、CX-8を修理しない。

それぞれの選択肢にメリット・デメリットがありましたので、それを紹介します。

1.自分の保険を使って、CX-8を修理する。

メリット)
・ 短期視点で見ると、その時点での支払いがない。
・ クルマをきれいに修理することができる。
デメリット)
・ 将来の自動車保険料が高くなる為、事後の負担が発生する。

これが一番最初に思いつく方法だと思いますが、自身の加入している車両保険を利用し、保険会社から費用を支払ってもらうパターンになります。

不正な使い方をせず、保険会社にしっかり理解してもらえれば、修理をする時点では自身での支払いはなく、これまで支払っている保険料から出されているように見える為、

「この選択肢の一択でしょう。」

と考えるかもしれません。

が、しかし、将来の保険料へのインパクトがありました。

すでに自動車保険に入られている方はご存知かもしれませんが、ざっくり言うと、

 自動車保険料 = 補償内容に対応した料金 × (1- 等級による割引率)

で計算されます。

等級とは何か?については、各保険会社で説明記事がありますが、今回はチューリッヒ保険会社さんのサイトを紹介させていただきます。

自動車保険の20等級の保険料の相場はいくら?|チューリッヒ
自動車保険の20等級の保険料の相場はいくらなのかご説明。最高等級は20等級であり、20等級の場合、保険料の割引率は最も高くなります。自動車保険料を抑えることができる割引率の高い20等級の保険料例もご紹介。

ざっくり言うと、
・保険に入っても、事件・事故がなく、保険会社からの支払いがない優良顧客は等級(レベル)を上げていくよ。
・最低は「1等級」、最高は異なる会社もあるが、一般的には「20等級」。=MAXレベルが20。
・スタート時は「6等級」から。支払いがあれば数字が小さく、支払いがなければ数字が大きくなるよ。
・1年間支払いがなければ、1等級アップで数字が大きくなるよ。
・支払いがあれば、その都度、事件・事故の内容によった下げ幅で等級ダウンさせるよ。
というものです。

たとえ自身に過失がなかったとしても、保険会社に修理費用を支払ってもらえば等級ダウンが起こります。

私はこの時点で最高の「20等級」でした。(14年以上、保険無使用。)

しかし、今回の当て逃げでの修理費用を自分の保険からの支払いにすると、それに対応する下げ幅で等級がダウンされ、今後の保険料割引率がさがり、その結果、支払額が大きくなってしまう、という流れです。

次に、どれだけ等級が下がるのかが気になるポイントです。

前述のチューリッヒ保険会社のサイトでの等級に関する説明によると、
事故には、
・3等級ダウン事故
・1等級ダウン事故
・ノーカウント事故
というものがあります。

「3等級ダウン事故」とは翌年度の等級が3等級下がるもので、
自分の車で人身事故や物損事故を起こしたり、自損事故で自分の車を傷めたりした場合など。

「1等級ダウン事故」とは、 翌年度の等級が1等級下がるもので、
台風や火災などの自然災害、盗難やいたずら、飛来物などで車が傷つけられ車両保険を利用した場合。

「ノーカウント事故」とは、翌年度の等級に影響がない事故のことで、
○○特約が適用される事故、○○保険が適用される事故 などで、
契約内容によって大きく変わる部分かと思います。

今回の当て逃げは「1等級ダウン事故」との判定になりました。
他責による事故なので、上記の定義とも合っており、完全に妥当です。

一方で心情としては「自分は悪くないのになぜ支払いが増えるのか、くやしいです!」と思ってしまいますよね。。。

この「1等級ダウン」がどれくらい影響があるものなのか、保険会社に確認しました。

その結果、私の場合ですが、
・次回の保険更新(私の場合は3年周期)で、今の契約内容のままだと、約6万円の保険料アップ。
・これ以降何もなければ、その次の保険更新時に影響は残らない。
ということでした。

ですので、修理費用より安い金額を後で支払う、というイメージをしました。

2.自分の保険を使わず、全額自費でCX-8を修理する。

 メリット)
・ 一時的な支払いで、あとの保険料には影響を残さない。
・ クルマはきれいに修理することができる。
 デメリット) 
・ けっこうな額の修理費用全額を一括で支払う必要がある。

こちらは想像がつくかと思いますが、修理しないので修理代金はいりません。

つまり、保険を使わないケースですので、あとからお金を請求されることはありません。

また、クルマ自体はきれいに修理されるので、いつもの気持ちで車に乗ることができます。

代わりに、修理のタイミングでけっこうな額の出費が発生してしまい、家計に大打撃を与えます。

3.キズが残ることを許容し、CX-8は修理しない。

 メリット)
・ 一時的にも、将来的にも出費は発生しない。
 デメリット) 
・ クルマにキズが残ったまま。キズを見るたびに憎悪が湧き上がる。
・ クルマを下取りに出すなど、買取してもらう場合、査定が下がる。

このケースは、クルマを修理しない、という判断です。

その時点でも、将来の保険料でも出費は発生しません。

が、クルマにキズが残ってしまい、見るたびに憎悪の気持ちが湧き上がってしまうかもしれません。

実は、私のCX-8は以前、飲食店の駐車場の通路横に停めていた時に、カバンの金具部分か何かでひっかかったような傷が少し入っています。

大きさにすると8センチくらいの線ですが、クルマを大切にしていた分、見るたびにガッカリしてしまう、ということをかれこれ数か月続けています。

今回はそれより大きな傷をどうするか。
傷を残した場合、自分はCX-8に対しての丁寧さを欠いてしまうのではないだろうか。

というところを想像した時に、

もう大切にしなくなってしまうのではないか、という懸念が湧きました。

正直、廃車に近いところまで乗り続ける気持ちなので、査定はどうでもいいのですが、せっかくのクルマを大切にしなくなるのは、かなり残念だな、と考えました。

私が1を選択した理由

上記の3つの選択肢がある中、私は、

1.自分の保険を使って、CX-8を修理する。

を選びました。

そう選択した理由は、

・ 3の後半で述べたように、これから長く付き合いたいCX-8にはきれいな姿であってほしい。
  → よって、3は除外。
・ トータルでの費用を考えた時に、
  選択肢2:修理費用全体 = 11万円強 > 選択肢1:将来想定される保険費用増加額 = 6万円
  → よって、2より1がおトク。

というロジックで1を選択しました。

本当は、修理しなくても運転・走行には全く問題ないので、修理するかはとても迷いました。

しかし、
・安くなく、良いクルマでもあること。
・長く付き合いたいと考えており、大切にしたいこと。
がポイントとなり、修理することに決めました。

次回はエピローグ的に修理してもらうところあたりを投稿しています。

では!

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